新球取得には西武の投手陣事情もかかわる。与座海人投手(30)が秋季キャンプで球種を増やそうと試みている。2本の縫い目に垂直に指をかける。「シュートです。ツーシームはちょっと落ちるイメージですが、真横に動かすイメージで」と14日、15日と立て続けに投げている。

アンダースロー右腕ゆえに、左打者への対戦成績があまり芳しくなかった。「何かもう1つ引き出しが増えれば、相手もそれなりにてこずるんじゃないかなという想像です」と考え、鋭く逃げるシュートを選んだ。「まず左打者に使って、安定したら右打者にも」と想像を膨らませる。

与座は続ける。「対左の数字を良くするのもですけど、それができることによって今まで70球から80球での交代が多かったのを、90球から100球にのばせれば。6回降板から7回、8回まで…みたいに」。先発陣の中心にいた今井と高橋が、メジャー挑戦での退団が決定的に。各自のレベルアップが必須で、与座はこの方法での「進化」を選んだ。「みんなで穴を少しずつ埋めていけば、ちょっとでも小さくなると思うので」。30歳、先発陣の長男格は頼もしい。【金子真仁】

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