来季限りでの現役引退を表明した、西武栗山巧外野手(42)。日刊スポーツのデータベースには、四半世紀の喜怒哀楽がぎっしり詰まっていました。シンプル、でも響く言葉の数々をベストセレクションで送ります。西武一筋、ミスターライオンズの歩みをお楽しみください。

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<15年目で初出場の球宴手記:2016年7月16日>

オールスターって、こんなバタバタなんやってビックリしました。まず選手会総会。これまで何度も出てますけど、終わってから試合に出るのは初めて。終わって、直接球場に移動しようと思ったんですけど、コンタクトレンズをホテルの部屋に置いたままで。最初から初出場っぷりを発揮しちゃいましたね。何かあったらいけないんで、箱ごと持ってきました(笑い)。

練習時間も、こんなに短い(40分)とは思いませんでした。みんな、この流れでゲームに入っているのかと思うと、ほんますごい。(炭谷)銀仁朗から短いと聞いていたんで、打撃練習に試合用のバットを持っていきました。普段の練習では、(試合用より)バットの先端寄りにポイントがあるヘッドが利くタイプだけを使ってますが、今日は打つ球数も少ないので、少しでも試合感覚に近づけてみようかな、と思って。

西武以外のユニホームを着て練習するのも、打撃投手が他球団なのも初めて。1軍デビューした当時の監督だった伊東(勤)さんがコーチに入っておられて、(10年に)一緒にプレーした工藤(公康)さんが監督。何から何まで不思議な感じでした。

そんな中で打てたホームランは、完璧な手応えでした。その前の守備(9回に広島鈴木の打球をレアードとお見合い)もあったんで一生忘れないですね。ホームランボールは記念にぜひ欲しいので、拾った方はぜひお返しいただければと思います!(西武外野手)

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