ソフトバンクが05年以来21年ぶりとなる4試合すべて逆転勝ちで、開幕4連勝を飾った。
柳田悠岐外野手(37)が、同じ88年生まれの同学年、楽天前田健との13年ぶりの対決で2打数2安打。1点を追う3回2死一、二塁では右前へ打球速度178キロの強烈な同点適時打を放った。柳田は開幕から4試合連続安打で打率3割5分3厘。チーム最年長の4番が元気にチームを引っ張る。
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柳田はマウンド上の前田健の印象を聞かれ、「変わらない。変わんないです」と答えた。数少なくなった88年組の中で、真剣勝負できることが楽しかった。13年ぶりの対決となった2回の初打席、3球続けたフォークに体を崩されずバットだけで軽く乗せる感じで左前へ器用に運んだ。前田健は悔しそうにグラブをたたき、一塁ベース上の柳田は笑顔を見せた。
2度目は1点を追う3回2死一、二塁。今度は147キロ直球を力強いスイングでとらえ、打球速度178キロのライナーで右前へ。二塁から周東が生還し同点打となった。「必死に打ちにいった結果。何とか粘って打つことができてよかった。その前にライナーバックで帰れなかったんで、何とか取り返したかった」。2回無死満塁で野村が三直。三塁走者の柳田は三塁に戻れず併殺となっていた。
前田健との対決は2打数2安打1打点と柳田に軍配が上がった。今季は開幕したばかり「楽しみです」と今後の前田健との対決も楽しみにした。
「本当にゲームに勝てて、それが一番」と終盤楽天に追い上げられながらも逃げ切ったことを喜んだ。首痛の再発を避けるために守らず開幕から指名打者として4番を任されている。開幕から4試合連続安打、2試合連続マルチ安打に2試合連続打点。打率3割5分3厘と好調を続ける。
24年は52試合、昨季は20試合と小久保政権になって2年連続で故障に泣かされている。今季は7年契約の最終年。「今年ダメなら」と強い決意でシーズンに入っている。小久保監督も「スタメンで出ている時は頑張ってもらいますよ」と、頼りにしている。豪快なスイングも飾らないユーモアたっぷりな性格も若いころから変わらない。鷹党に愛され続ける「ギータ」が37歳の今年も元気に暴れまくり、開幕から4連勝のチームの中心に君臨している。【石橋隆雄】



