楽天平良竜哉内野手(27)が地味ながらも大仕事をやってのけた。両チーム無得点で迎えた8回の攻撃。1死から浅村が右前打で出塁すると、代走として出場した。2死となってからの2球目、好スタートを切って悠々セーフ。記念すべきプロ初盗塁に「キャンプの時からコーチの人たちと毎日スタートやスライディング(の練習)を細かくやってきた。それがいい場面で結果として出た」と安堵(あんど)した。
努力が報われた。24年オフには頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアに対する手術を経験。育成契約となった。それでも、必死の猛アピールで支配下に返り咲くと、今季は開幕1軍メンバーに抜てき。「足が一番の武器だと思う。シーズンが終わった時に僕の盗塁で勝利できたって言われることが多くなるように、1日1日を大事にやっていきたい」と力を込めた。
平良の二盗によって、西武の外野陣は前進守備を敷いた。小深田の2点適時三塁打は前進守備の頭上を越える打球だっただけに、平良の盗塁はより大きな意味を持つものになった。三木監督も「貢献度が高くて、非常に良かった」。苦労人がチームの勝利のために、グラウンドを駆け回る。【水谷京裕】



