1軍デビュー即降格となったソフトバンクのドラフト2位稲川竜汰投手(22)が、試合のない4軍からの再出発を誓った。5日、筑後のファーム施設で、トレーナーとともに、体の動きを確認しながらメニューをこなした。
1日楽天戦(楽天モバイル最強パーク)で6点リードの9回に4番手でプロ初登板。だが、投球練習から直球をバックネットへ投げるなど、真っすぐでストライクが入らず、カーブでアウトを2個奪うが、3分の2回、20球、2四球、2暴投1失点で降板。試合を締めることができず、試合後、降格となった。
「カーブの感覚はあったんですが、直球の感覚が。不安のままマウンドに上がって。初めてですね」と、デビュー戦の緊張もあったのか、自慢の直球を普段通り操ることができなかった。小久保裕紀監督(54)からは「今のままじゃ厳しいから、下で見つめ直して。ポテンシャルはあるんだから」と言葉をかけられたという。
オープン戦では最速155キロを計測し、相手をねじ伏せてきた。「(シーズンは)始まったばかり。慌てず救世主になります。こういう経験をできたのが一番大きい」。悔しさはもちろんあるが、表情は明るい。故障ではない。フォームをしっかりと見つめ直し、必ず1軍の舞台へ戻る。【石橋隆雄】



