群馬のお立ち台で、投打のドラ1コンビが笑顔をこぼした。

巨人24年ドラフト1位の石塚裕惺内野手(20)が、プロ初打点となる貴重な2点適時三塁打を放つと、25年ドラフト1位の先発竹丸和幸投手は、5回1失点の好投で3勝目をあげた。

1点リードの2回2死一、三塁。石塚は「力強い球で、気迫を感じた」と力投を見せていた竹丸に触発され、積極的に振り抜いた。中日桜井のカーブを捉えた打球は右方向へぐんぐん伸び、フェンス直撃。プロ入り後初となる長打を放ち、ガッツポーズで喜んだ。

開幕から全試合「3番遊撃」を守り抜いてきた泉口が、21日の試合前練習で打球が顔面に直撃するアクシデントで離脱。代役として急きょ合流し、同じ「3番遊撃」を任された。この日も4度得点圏で打席を迎え「チャンスでめっちゃ回ってくる。そこで結果を出していてすごいと改めて思った。いい経験をさせてもらえた」と先輩の偉大さを肌で感じた1試合だった。

5学年上の竹丸は「楽に試合を進めることができた。本当にありがたい」と石塚のバットから、流れに乗った。直球中心の力強い投球で、打者をねじ伏せ最速は150キロを計測。地方球場でのマウンドにも「いい感じで投げられたので良かった」とアジャストし自己最多の10三振を奪い、主導権を渡さなかった。

石塚は「勝利に貢献するだけ」。竹丸は「次も勝てるように」と次世代を背負う2人がチームを押し上げていく。

▼ルーキー竹丸がプロ入り最多の10奪三振で3勝目。新人の2桁奪三振は24年5月15日松本健(ヤクルト)以来で、巨人では17年に2度記録した畠以来9年ぶり。球団の新人で12人目になるが、左腕では59年9月2日大洋戦で11三振を奪った伊藤に次いで67年ぶり2人目。

▼山野が今季初登板の3月28日DeNA戦から4戦4勝。ヤクルトで開幕から4戦4勝は15年に6戦6勝した山中以来、11年ぶり。左腕では58年に9戦9勝の金田、75年に4戦4勝の安田に次いで51年ぶり3人目。

◆石塚裕惺(いしづか・ゆうせい)2006年(平18)4月6日、千葉県生まれ。佐倉シニアを経て、花咲徳栄に進学。1年秋から主力で3年夏に甲子園出場。24年ドラフト1位で巨人入団。25年9月14日DeNA戦でプロ初出場。182センチ、94キロ。右投げ右打ち。

【プロ野球スコア速報】はこちら>>