ソフトバンクの上沢直之投手(32)が6回を4安打無失点の好投を見せ、復活を印象づけた。
右肘のコンディション不良から復帰2戦目。キレのある直球に、要所でカーブも交えながら緩急をつけた。「軸となるボール」のフォークもさえ、立ち上がりから毎回の8奪三振。西武との首位攻防第1ラウンドのマウンドを託され、先発の責務を全うした。エースらしくチームを4月21日以来となる首位に導いた。
「絶対に(カードの)頭を取りたいと思って、気合を入れていました。無失点で抑えられて良かったですし、頭を取れて良かった」
粘った。そして力強く右こぶしを握り、雄たけびを上げた。5回だ。先頭から連打を浴び、無死一、二塁のピンチを招いた。「あの回は絶対にゼロで帰りたいと思っていた。僕の中では結構、大事でした」。4点を先制してもらった直後のイニング。1点も与えたくなかった。西川、カナリオを2者連続で空振り三振。最後は滝沢を二ゴロに打ち取った。気迫の投球で窮地を切り抜けた。
毎年恒例のイベント「鷹祭 SUMMER BOOST」の初日。年1度の東京開催でがっちり投打がかみ合っての3連勝だ。試合後のお立ち台では「ここからどんどん勝っていけるように」。4万人を超える大歓声を受けながら、ホークスに欠かせない男が勝ち星量産を誓った。



