日本野球機構(NPB)は25日、野球日本代表「侍ジャパン」のトップチームの監督にロッテ元監督で野球解説者の井口資仁氏(51)が就任することを発表し、都内のホテルで就任会見が行われた。
5月末に井端弘和前監督(51)が、契約満了で退任。次期監督の選考にあたり、NPB関係者は理想の監督像として「MLBを経験していること」「国際大会を経験していること」「データに強いこと」などを条件に挙げる中、18年から5年間ロッテで監督を務めた井口氏は、条件に合致する人物だった。
侍ジャパンでは、初のメジャー経験者の監督。ドジャース大谷翔平投手(32)も出場に意欲を見せる28年ロサンゼルス五輪での金メダル獲得へ向け、MLBにも太いパイプを持つ井口氏の存在は、大谷らメジャー組の招集交渉や編成面においても大きな力となる。
11月に開催されるアジアプロ野球チャンピオンシップから指揮を執ることになり、来年のプレミア12で28年のロサンゼルス五輪の出場権を勝ち取ることが期待される。
会見冒頭でのあいさつの全文は以下の通り。
お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。このたび侍ジャパンの監督を務めさせていただきます井口です。日本野球を代表するトップチームを率いる機会をいただきまして、大変光栄に思うと同時に、その責任の重さを感じています。
私は選手として日本とアメリカでプレーし、多くの素晴らしい指導者、仲間と出会いました。監督としてもチームで一つになること、その大切さを学びました。短期決戦では、個の力だけでは世界一になれません。お互いを信じ、役割を理解し1人1人がチームのために戦う集団こそが本当に強いチームだと信じています。
侍ジャパンは球界最高の選手たちが集まります。その才能を最大限に引き出し、日本らしい緻密(ちみつ)さ、粘り強さ、そして挑戦する姿勢を世界に示していきたいと思っています。
勝つことはもちろんですが、それ以上に日本中の子どもたちに侍ジャパンのような選手になりたいという、そんなチームをつくっていくのも私の使命だと思っています。野球を通じて、夢や希望、そして挑戦する姿勢というのを届けていきたいと思っております。
また、世界の野球は日々進化しております。私たちも現状満足することなく、新しい考えを取り入れながら日本の伝統と強みを融合させて、世界の頂点を目指していきたいと思っています。選手、コーチ、スタッフ、そしてファンのみなさまと心を一つにして、日本の誇りを胸に戦っていきたいと思います。どうぞみなさま、あたたかいご声援をよろしくお願いいたします。



