プロ野球の実行委員会が14日、東京都内で開かれ、1軍の試合使用球を来季から基本的にミズノ社製に統一することが内定した。ただ、ミズノ以外のメーカーと来季まで契約が残っている球団があるため、今後は当事者同士で調整していく。

 今年1月に加藤良三コミッショナーが統一を提案。日本野球機構(NPB)が12球団や今季1軍で使用登録されている公認メーカー4社に対して調査を行った結果、複数メーカーを登録する4球団を含めた全球団が使用するミズノの生産、供給能力などが優れていると判断されたもよう。ミズノは加藤コミッショナーの要望により現在より低反発の球を提供する。

 またミズノはNPBに対して2000万円を超える公認料を支払う提案も行っており、これらの好条件がメーカー選定の材料になったとみられる。

 また、大相撲で暴力団との交際が発覚したことを受け、熊崎勝彦コミッショナー顧問が12球団に対し、暴力団等排除の活動を強化していくよう求めた。

 [2010年6月14日19時3分]ソーシャルブックマーク