<楽天1-5オリックス>◇10日◇Kスタ宮城

 オリックス中山慎也投手(28)が8回途中5安打1失点で3連勝を挙げた。「リラックスしてあれこれ考えずしっかり腕を振ろうと。それがいい結果になった」。5回2死まで無安打無得点で、8回1死一、二塁で降板するまで完封ペースだった。昨年5月1日の楽天戦で8回12失点完投負けという屈辱を味わった因縁のマウンドで、初勝利を挙げた。

 必勝を期して5点差のイニング途中でセットアッパー平野佳寿投手(26)の投入となった。岡田彰布監督(52)は「完封いけたかもな。でも、そんなこと言うてられへんからな。十分、十分よ」と中山の力投をねぎらった。チームも3連勝でクライマックスシリーズ進出圏の3位ロッテに1・5ゲーム差に迫った。

 [2010年9月10日23時0分]ソーシャルブックマーク