ソフトバンクの育成・南貴樹投手(21)が12日、宮崎春季キャンプB組(2軍)の練習前にハーフ芸人ばりの爆笑スピーチでナインを笑わせた。

 1分間スピーチに指名された南はナインの前に行き、米国人の父と日本人の母との間に生まれた、米国生まれの日本育ちと説明。

 「こんな顔をしているので常に外国人にしか見られません。ファンの人から『サイン、プリーズ』と言われます。日本語しか話せませんと、覚えてもらいたいです」と悩みを打ち明けた。

 10年ドラフト3位で浦和学院から入団も、右肘の故障などが続き今季から育成選手として再契約。この日もブルペンで右肘の調子を確かめながら30球を投げた。1日も早く支配下に再登録、1軍でハーフ芸人ならぬハーフ球人として有名になる。