いきなり4時間の熱血ヒアリング!
広島は1月31日、2月1日から始まる沖縄1軍春季キャンプに備えて沖縄市内のチーム宿舎で全体ミーティングを行った。就任4年目のマーティー・ブラウン監督(46)はその後、スタッフ会議も行い、参加40選手の現状報告とキャンプ課題について首脳陣から説明を受けた。キャンプイン前日としては異例となる4時間超のヒアリング。意欲的に情報収集に努め、戦う体制を築き上げる。
ドアを開ければ、夕闇が迫っていた。午後2時から始まった全体ミーティングを終えても、ブラウン監督は部屋から出ない。階下のレストランでは選手が夕食をとり始めている…。それでも次々と訪れる首脳陣と話し込み、ナインの現状把握に努めた。資料を見ながら、4時間を超える「熱血ヒアリング」をこなした。
ブラウン監督
(時間には)気づかなかったよ。それにしても疲れたね。すべての選手の特徴や課題というか、このキャンプでどういうことをしていくか。全選手の話をしていたんだ。じっくり話す機会は今日しかない。そりゃ時間はかかるよ。すべてのことを話し合ったし、いいコミュニケーションを取れたと思う。
昨秋は自らの契約交渉がこじれたため、日南秋季キャンプも遅れて合流した。オフは米国に帰国。現地で所用もあり、来日は例年よりも遅い1月26日にずれ込んだ。的確に指揮を執るためにもナインの実情把握は欠かせない。各コーチに現状と今春キャンプでの課題を記したリポート持参を義務づけた。その上で、参加40選手全員について話し合う徹底ぶりだった。
この日、全体ミーティングではナインを前にしてアドバイスを送った。「1日を絶対に無駄にしないことだ。自分ができることをやる。悔いの残らないよう、1日を過ごしてほしい」。指揮官の勝負哲学のなかに『GO
HARD
OR
GO
HOME』という教訓がある。思い切りやるか、家に帰るか…。1日を精いっぱい生きて、秋に成果を見せつけたいところだ。
ブラウン監督
毎年そうなんだけど、キャンプインする日を楽しみにしているんだ。いよいよ明日か。ワクワクするね。
昨季はシーズン終盤まで中日とクライマックスシリーズ進出を賭けて争ったが惜しくも敗退。戦力の充実ぶりに手応えをつかむからこそ、手綱を締める。勝つためには指揮官自身も妥協しない。就任4年目。勝負イヤーの幕開けを控えて、意欲に満ちあふれていた。【酒井俊作】
[2009年2月1日10時55分
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