<阪神7-0オリックス>◇6日◇甲子園

 相手のスコアボードに、9個の0をきれいに並べてみせた。阪神福原忍投手(32)がチームを2試合連続完封勝利へと導いた。「(完封は)意識しなかった。最後(9回)はクリーンアップからだったし、打たれると思っていた」とおどけてみせた。自身通算6度目の完封ショーは、昨年3月30日の横浜戦(京セラドーム大阪)以来。甲子園での完封に限れば、05年5月26日のオリックス戦以来、実に4年ぶりとなった。

 勝負どころで冷静だった。5点リードの6回無死一、二塁。「走者が三塁に残っても、併殺打が取れたらいいなと思っていた」との狙い通りに、3番フェルナンデスを内角シュートで遊併殺打。続くラロッカも見送り三振に仕留め「あそこを0点に抑えられて楽になった」と、この日最大のピンチを振り返った。

 2試合連続KOされており、結果次第では2軍降格もちらついていた。4敗目を喫した翌31日の練習では、外野フェンスに向かって黙々と球を投げ込み、投球フォームを修正。さらにこの日は、投球に入る際の左足を引く距離を狭め、スムーズな体重移動で球に力が伝わりやすい投げ方へと修正していた。

 「調子は悪くなかったから。いろいろやってね」。6回2死からは5者連続三振を記録し、04年10月6日のヤクルト戦以来となる2ケタ奪三振も記録。バットでも2安打3打点のおまけ付き。チームを今季3度目の3連勝へと導いたのは、間違いなくこの男だった。【石田泰隆】

 [2009年6月7日8時19分

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