首位巨人が勝負の秋に備え、先発の頭数を増やす。先発投手陣が17日、川崎市内のジャイアンツ球場で調整を行った。日程上6連戦が続くが、現在の先発投手は5人しかいない。このままでは、6連戦の初戦に投げた投手が中4日で6戦目に先発することになる。尾花投手総合コーチは登板過多を避けるため、先発ローテを6人に増やす方針を示唆した。9月に控える2位中日との“最終決戦”を見据えた。

 ひたひた、ひたひたと迫る影がある。先発陣の調整を見守った尾花コーチの口から、ライバルの名前が飛び出した。「9月末に中日と6試合あるだろう。(優勝争いは)そこまで行くんじゃないかな」。

 7月14日に7あったゲーム差が1・5まで詰められている。首位の座はつかんでいても、やはり直接対決でたたかねばならない。残り9試合のうち、来週25日から3連戦。そして、9月の第4週と第5週に組まれている2つの3連戦で、ペナントの行方が決する可能性は高い。

 首脳陣の出した答えは「勝負どころは、まだ先」。現在5人の先発陣をフル回転させるより、今は先発の頭数を増やし十分な調整期間で1戦1戦を戦う。尾花コーチは、先発は6人が理想かと聞かれ「ラストスパートは9月に入ってからでしょう。ムチを入れるのは先?

 オレはそう思う。中4日、中5日はまだ先」と明言した。

 すでに1つの手は打った。ローテの谷間だった先週13日の広島戦で、木佐貫を1軍昇格即先発させた。翌日に再調整となったため、18日からの6連戦でも再び“第6の男”が必要となる。

 木佐貫のようにファームで好投した投手の昇格即先発もあり得る。久保が、12日のイースタン・リーグ西武戦で8回1失点。「いつでも上に呼ばれるようにしたい」と準備OKだ。中継ぎの配置転換なら木村正が有力。13試合で防御率2・08と安定。当初は大差での登板が多かったが、好投を続け接戦を任されるようになった。この日、中継ぎ陣で唯一、ジャイアンツ球場に登場。ランニングなどで汗を流し「(1軍の登板で)緊張することもなくなりました」とメンタルの成長も著しく、初先発への準備はできている。【古川真弥】

 [2009年8月18日8時21分

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