<西武7-1楽天>◇25日◇西武ドーム
何事も最初が肝心という。もう1試合も落とせない西武が、3位楽天との大事な3連戦初戦をものにし、ゲーム差を2に縮めた。9回を6安打1失点、楽天戦は負けなしの9連勝となった西武帆足和幸投手(30)は、お立ち台で胸を張って言った。「イニングの先頭を出さないようにして、最少失点につながっていると思います」。
これで4試合連続完投勝利だが、その間、先頭打者には1度も出塁を許していない。イニング間のキャッチボールは、地面にたたきつけるようにバウンドさせる。低めへの意識に集中することで、イニング頭からの失投が減る。先頭打者に限れば42者連続凡退と、驚異的な数字を残している。
相手より先に欲しい先制点は、4番中村が3試合連続の初回アーチという離れ業で演じた。2死一塁で、楽天田中は3球勝負。146キロの高め直球に振り遅れても、振り負けない。「追い込まれていたので、コンパクトにいった。振ったら向こうに飛んでいった」と43号2ランを右翼席に運んだ。3戦連発はいずれもカウントを追い込まれてから、中堅から右方向への当たり。典型的なプルヒッターが、さらに進化している。
先制、中押し、ダメ押しで、好投手を撃破した渡辺監督は「理想的な展開だった。マーくんには、サンペイ(中村)の1発が痛かったと思う。完ぺきな形で追い込んで仕留められた」と胸を熱くした。先行逃げ切りは、日本一に駆け上がった昨シーズンの必勝パターン。強さを発揮した得意の形がここ3試合続いての5連勝。勢いのある楽天を力でねじ伏せ、まずは先手を奪った。【柴田猛夫】
[2009年9月26日8時24分
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