右脇腹打撲で3試合に欠場していた西武中島裕之内野手(27)が16日、出場選手登録を抹消された。この日の練習で体を動かして状態を確認。打率4割3厘、18打点をマークする主砲離脱を決断した渡辺監督は「調子が良かったのに、無理をして出場すれば、感覚を取り戻すのに時間がかかる。しっかり休んで10日間で戻ってほしい」と話した。

 10日のロッテ戦(千葉マリン)で二盗した際、遊撃西岡と接触して痛め、13日から欠場が続いていた。北京五輪後の08年8月23日から続けていた連続フルイニング出場が193試合でストップ。故障での抹消は左手甲を骨折した06年以来。中島は「痛みはマシになってきました」と話したが、プレーできる状態までは回復していなかった。佐々木チーフトレーナーは「投げる動作は問題ないけど、バッティングをしたら痛みが出るかもしれないということだった」と説明した。渡辺監督は「遊撃?

 流動的になる」と話し、原、片岡、浅村、阿部らを適材適所で起用していく方針だ。

 [2010年4月17日8時7分

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