左ひざ半月板を損傷した日本ハム中田翔内野手(21)が26日、球団フロントと今後の方向性について話し合い、手術するか否かの判断を一任された。2軍施設の千葉・鎌ケ谷で、島田球団代表へ現状などを報告。球団側は手術も勧めたが、中田は「早めに2軍で結果を出して1軍に上がりたい」などとの希望を伝え、返答を保留した。

 負傷から5日間が経過したこの日も、依然炎症がひかずに痛みも残っており歩行も困難な状況。解消され次第、復帰プランを立てることになるが、いまだメドが立っていない。手術をした場合には、その後のリハビリも含め、復帰まで約2カ月かかる見込み。将来的な影響も考慮して、球団側は手術も選択肢の1つと考えているが、中田がやや難色を示している格好だ。

 山田GMは「あとは本人次第」と決定権を託し、中田の最終回答を待つ。中田自身は今季を乗り切り、オフに手術を行う考えも持っている。「手術をすれば筋力を戻すのにも時間がかかる。でも正直、おもしろくない」と苦悩する日々は、まだ続きそうだ。

 [2010年4月27日9時44分

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