<日本ハム2-6ロッテ>◇21日◇札幌ドーム

 日本ハムは完敗し、前半戦の最終ゲームを飾れなかった。先発の八木智哉投手(26)が4回途中3失点で降板後、4人の投手を送り込む必死の継投を見せたが、打線が小谷野栄一内野手(29)の放った2ランの2点にとどまった。7カード連続勝ち越しの後は、3カード連続の負け越し。46勝46敗2分けの4位、首位西武と6ゲーム差の勝率5割ターンで後半戦の巻き返しを図る。

 継投勝負の競り合いで屈した。2点を追う最終9回。武田久が、逆転白星への望みを託された。2死一、二塁から、大松に右中間へ2点二塁打を浴びた。4点ビハインドを背負って迎えたその裏。大量点差をはね返す力はなかった。「負けているけれど、(武田)久であきらめないという気持ちを見せないとね」。梨田監督の狙いも、はまらなかった。

 前半戦最後の一番らしく、苦心の一手、一手の応酬だった。ともに先発が4回持たずに降板。球宴休みを見据えた、惜しみない用兵。総力戦だった。終盤まで1点を追う緊迫した展開。7回に菊地を投入したが、不運な当たりもあり、追加点を許した。宮西を緊急投入してこの回を1点でしのいだが、主導権は奪い返せなかった。

 昨季は得意にした接戦を落とし、3カード連続負け越し。2被弾で4回途中降板の八木は「流れを自分で崩してしまったし、攻撃のリズムもつくれなかった」と責めた。今季は開幕直後から失速。昨季と違い、中継ぎ陣の役割分担が明確にできなかったことが、混迷の1つの要因になった。土壇場でのもろさがこの日も、投打に表れた。

 前半戦を5年ぶりのBクラスでターン。梨田監督は「前半戦を象徴しているようなゲームだった」ともう1度、足元を見つめ直した。最大借金14から驚異の巻き返しで、勝率5割で迎える後半戦。ふんどしを締め直す原点の黒星で、再反攻へ向かう。【高山通史】

 [2010年7月22日12時12分

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