<オリックス2-4ソフトバンク>◇5日◇スカイマーク

 ソフトバンク小久保裕紀内野手が腰に手をあて、視線を下に落とした。決勝打を放っても、二塁ベースを離れたところで、38歳のベテランは息を整えていた。「回ってくるとすれば2死満塁の場面と分かっていた。自分で決めるつもりだった。みんなのつなぎを無駄にしないように。めっちゃ、疲れました。昨日は(ファンが)20人くらい熱中症になられたそうで。今日は選手も熱中症が出なくてよかったです」と言葉を吐き出した。

 延長10回2死満塁。オリックス香月の高め直球をはじき返し、左翼越えの2点二塁打。4日同様に神戸の気温は35度近くまで上がった。そして、連日の4時間ゲーム。さすがに最終打席は集中力を保てず「最後は自然体やったわ」。プロ17年の経験が、過酷な一戦で勝利を呼び込んだ。

 チームは連敗を4で止めた。秋山監督にも「総力戦だったな。10回はコク(小久保)がよく打った。あそこで入らなかったら、やばかったな」と笑みが戻ってきた。【松井周治】

 [2010年9月6日8時33分

 紙面から]ソーシャルブックマーク