オリックスとの交換トレードで3シーズンぶりのソフトバンク復帰となった金子圭輔内野手(26)が24日、福岡ヤフードームで行われた入団記者会見に臨み、「ポスト川崎」を宣言した。

 球団首脳からは川崎の米マリナーズ移籍で手薄となる遊撃奪取を期待されており「このチャンスをラストと思って、レギュラーを取りにいくつもり。キャンプからアピールする」と意気込んだ。実力者の明石ら、ライバルの多いポジションではあるが「負けたくない」と闘志を燃やした。

 結果で応えるつもりだ。移籍が決まり、ホークス時代を知る選手全員に連絡し、激励されたという。この日、会見に同席した石渡編成育成部長も「堅実な守備、走塁、技術は素晴らしい。あとは打力を上げればショートは十分争える」と評価。金子は「今までと違う所を見せたい」と、古巣での再スタートに胸を躍らせた。【菊川光一】

 ◆金子圭輔(かねこ・けいすけ)1985年(昭60)7月23日、千葉生まれ。志学館から03年ドラフト6巡目でダイエー入団。10年にオリックス移籍。通算成績は96試合出場で打率1割4分3厘、0本塁打、8打点。180センチ、74キロ。右投げ両打ち。