<オリックス2-8西武>◇15日◇ほっともっと神戸

 西武菊池雄星投手(21)がプロ初セーブをマークした。6回から2番手で登板。4安打を浴びながら要所を抑え、9回までの4イニングを無失点で投げ抜いた。プロ3年目、今季3試合目でつかんだ初の勲章に「イニングのたびにこの回で終わりと思ってたら、いつの間にか最後までいっていた。先発で結果を出せなかったので、記録が残ってほっとしています」と汗だくになりながら笑った。

 左手にはウイニングボールがしっかりと握られていた。それでも「自分はまだ何もしてない。これから少しでも貢献したい」と言葉には焦りがにじむ。ストレートの最速は150キロをマークし、状態の良さはアピールした。杉本投手コーチは後半戦に向け「そのために4回も投げさせたんだから」と先発の一角としての期待を隠さなかった。