来季3年目の日本ハム森内寿春投手(28)が“摂津塾”入塾で、復活を狙う。来年1月5~25日まで、長崎で自主トレを行うソフトバンク摂津正投手(31)に弟子入りすることが決定。ミニキャンプ並みの長期日程で、昨季沢村賞右腕の技を盗む。

 摂津は同じJR東日本東北の出身。テークバックが短い独特の投球フォームをまねるなど、社会人時代から尊敬する先輩だった。27日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷でキャッチボールなどをこなした森内は「去年もお願いしていたんですけど断られて」。2年越しの願いがかない、気合は十分だ。

 先発に中継ぎとフル回転した1年目は56試合に登板したが、2年目の今季は中継ぎでわずか5試合の出場に終わった。チームは新たにソフトバンクから中継ぎの藤岡を獲得。「自分にないものを吸収して、中継ぎ争いは負けません」と激しくなる1軍争いを見据えた。