今秋ドラフトの目玉右腕、最速156キロの早大・有原航平投手(4年=広陵)が、東京6大学リーグの開幕戦先発を回避することが12日、決定的になった。東京・東伏見の早大グラウンドで今日13日の法大戦に向けて最終調整を行ったが、有原はブルペンには入らず、投内連係にも参加しなかった。岡村猛監督(59)は「(有原の)状態は良くないですね。将来があるし、難しいところ。チームが1つになって戦ういいチャンスかと思う」と話した。

 有原は2日のホンダ戦に先発したが、本来の球威を欠き、3回2失点で降板。8月15日までの軽井沢キャンプでは連日150球を投げ込むなど順調だったが、その後の東北遠征などで疲労がたまり、コンディションを崩した。8月20日以降、実戦は計4イニングのみ。右肘を痛めている可能性もあり、岡村監督はケガの有無などを含めて「それは明日話しましょう」と明言はしなかった。復帰は早くても、第3週の明大戦以降になる見通しだ。