侍ジャパン大谷翔平投手(28=エンゼルス)が自身の大会1号となる「看板直撃弾」を放った。

「3番DH」でスタメン出場。1回無死一、二塁の第1打席、オーストラリア先発の左腕シェリフの2球目、真ん中付近に入ったカーブを振り抜き、右中間席上部に設置された、自身の写る「Salesforce(セールスフォース)」の看板を直撃する特大の先制3ラン。「序盤にチャンスが回ってきて、少し低めの球だったのですけどしっかり振り抜けて良かったです」と喜んだ。

オオタニサンが1次ラウンド最終戦となる4戦目でついに、チームもファンも待望の1発を放った。打った瞬間、それと当たる打球にスタンドからは大歓声。ゆったりと歩き出し、悠然とダイヤモンドを周回した。

この日の試合前練習では、フィールドでは「投手調整」に専念。ファンを沸かせる“プレミアムフリー打撃”は行わず、外野でキャッチボールを行っていたが、打席でキッチリ結果を示した。

大谷は大会初戦の9日中国戦で野手として4打数2安打2打点2四球。投げても先発で4回1安打無失点と「リアル二刀流」で勝利投手となり、チームの白星発進に大きく貢献。

10日韓国戦では「3番DH」で先発し、3打数2安打1打点。前日11日チェコ戦では3試合連続となる二塁打を放つなど、3打数1安打1打点。ここ3試合で10打数5安打の打率5割、4打点と期待通りの大活躍を見せていた。

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