日本が4戦全勝で1次ラウンドを終え、B組1位での準々決勝進出を決めた。
主役の1発で最高の展開にした。初回、無死一、二塁から大谷翔平投手(28=エンゼルス)が右翼超えに特大の先制3ラン。看板直撃の衝撃的な今大会初本塁打で勢いづいた。
先発の山本由伸投手(24=オリックス)は4回無失点と、つけ入る隙を与えない投球だった。3回に単打1本を許した以外はパーフェクト。全イニング2奪三振の計8奪三振でオーストラリアを圧倒し、WBCデビューで世界に実力を示した。
球数制限は?延長は?コールドは?順位決定方法は?主なルールまとめ
試合後
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
豪州 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
【日】山本、高橋奎、大勢、湯浅、高橋宏
【豪】シェリフ、ウィルキンス、タウンゼント、ドーラン、バンスティーンセル、ガイヤー、ホランド
【本】大谷1号、ホール1号
試合経過
1回
【侍ジャパン】
1番ヌートバー フルカウントまで粘って四球
2番近藤 右前安打
3番大谷 右翼席最深部へ突き刺さる特大のスリーラン! <侍3-0豪>
4番村上 大きい当たりも、あとひと伸び足りず中飛
5番吉田 変化球が抜けて背中へ死球
6番岡本 空振り三振
【投手交代】オーストラリア2番手はウィルキンス
7番山田 左飛
【オーストラリア】
1番ケネリー 落ちる球にハーフスイングが止まらず空振り三振
2番ホール 二ゴロ
3番グレンディニング 見逃し三振
2回
【侍ジャパン】
8番中野 左前安打
9番中村 中野が盗塁成功 一犠打
1番ヌートバー 中前適時打 <侍4-0豪>
2番近藤 ヌートバーが盗塁成功 右中間へ適時二塁打 <侍5-0豪>
3番大谷 申告敬遠
4番村上 二ゴロ
5番吉田 中飛
【オーストラリア】
4番ジョージ 空振り三振 バットが手から離れ村上のほうへ飛んでいく
5番ホワイトフィールド 一ゴロ
6番ウィングローブ 空振り三振
3回
【侍ジャパン】
6番岡本 中飛
7番山田 フルカウントからインコースの変化球に見逃し三振
8番中野 中飛
【オーストラリア】
7番ウェード 空振り三振
8番パーキンス 左前安打
9番ボジャルスキ 154キロ高めで空振り三振
1番ケネリー 二ゴロ
4回
【侍ジャパン】
9番中村 左前安打
【投手交代】オーストラリア3番手はタウンゼント
1番ヌートバー 四球
2番近藤 ストレートの四球
3番大谷 ストレートの四球で押し出し <侍6-0豪>
4番村上 スライダーに全く合わず、空振り三振
5番吉田 二直併殺打
【オーストラリア】
2番ホール 左飛
3番グレンディニング 落ちる球で空振り三振
4番ジョージ ファールで粘られるも、最後は落ちる球で空振り三振
5回
【侍ジャパン】
【投手交代】オーストラリア4番手はドーラン
6番岡本 四球
7番山田 フェンスギリギリまで飛ばすも中飛
8番中野 四球
9番中村 右翼線を破る適時二塁打 <侍7-0豪>
1番ヌートバー 変化球に空振り三振
2番近藤 高め直球に空振り三振
【オーストラリア】
【投手交代】侍ジャパン2番手は高橋奎
5番ホワイトフィールド 150キロで空振り三振
6番ウィングローブ 右飛
代打デール 強襲打が直撃も高橋奎は冷静にさばいて投ゴロ
6回
【侍ジャパン】
3番大谷 148キロを空振り三振
4番村上 左前安打
5番吉田 投ゴロ
6番岡本 右飛
【オーストラリア】
8番パーキンス 遊ゴロ
9番ボジャルスキ 中前安打
1番マカードル 空振り三振
2番ホール 中飛
7回
【侍ジャパン】
【投手交代】オーストラリア5番手はバンスティーンセル
7番山田 外の変化球を見逃し三振
8番中野 二ゴロ
9番中村 右翼線を破る二塁打
1番ヌートバー 低めの変化球で空振り三振
【オーストラリア】
【投手交代】侍ジャパン3番手は大勢
3番グレンディニング 右前安打
4番スペンス 投併殺打
代打キャンベル インコース154キロで見逃し三振
8回
【侍ジャパン】
【投手交代】オーストラリア6番手はガイヤー
2番近藤 中飛
代打山川 左飛
4番村上 フルカウントから四球
5番吉田 左飛
【オーストラリア】
【投手交代】侍ジャパン4番手は湯浅
6番ウィングローブ 右飛
7番デール 遊内野安打、チャレンジを要求するも判定は変わらず
8番バタグリア フルカウントから高めに抜け四球
9番ボジャルスキ 中飛
1番マカードル 二ゴロ
9回
【侍ジャパン】
【投手交代】オーストラリア7番手はホランド
代打牧 バットの折れた打球がイレギュラーバウンドし取れず、三内野安打
7番山田 低めを見逃し三振
8番中野 見逃し三振
代打大城 右飛
【オーストラリア】
【投手交代】侍ジャパン5番手は高橋宏
2番ホール 真ん中直球を右翼スタンドへソロ本塁打 <侍7-1豪>
代打ボーウィ 低めの変化球で空振り三振
4番スペンス 一ゴロ
5番キャンベル 空振り三振
スタメン
【日本】
1(中)ヌートバー
2(右)近藤
3(指)大谷
4(三)村上
5(左)吉田
6(一)岡本
7(二)山田
8(遊)中野
9(捕)中村
先発投手:山本
【オーストラリア】
1(右)ケネリー
2(指)ホール
3(二)グレンディニング
4(三)ジョージ
5(中)ホワイトフィールド
6(一)ウィングローブ
7(遊)ウェード
8(捕)パーキンス
9(左)ボジャルスキ
先発投手:シェリフ
第1戦VTR
日本が白星発進。1回に村上の押し出し四球で先制すると、4回には大谷の2点二塁打で加点。7回に牧のソロ、8回には山田、甲斐の適時打などで4点を挙げて突き放した。大谷は先発投手として4回1安打無失点5奪三振で勝利投手。打者でも2安打2打点と投打にわたる活躍を見せた。
第2戦VTR
日本が13得点の大勝で連勝。3点を追う3回、ヌートバー、近藤、吉田の適時打で4点を奪い一気に逆転。5回に近藤のソロと吉田の犠飛で加点し、6回には大谷、岡本和の適時打などで5点を挙げて突き放した。先発のダルビッシュは3回3失点も、2番手の今永が6回まで1失点で粘り、流れを渡さなかった。
第3戦VTR
日本が無傷の3連勝。0-1の3回に吉田の2点二塁打と山田の適時打で逆転。4回にもヌートバー、近藤、大谷の3連続適時打などで4点を挙げて突き放した。先発の佐々木朗は4回途中1失点8奪三振と好投し、宇田川-宮城とつないでチェコに流れを渡さなかった。
試合前
参考イラスト
バックナンバー
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