侍ジャパン大谷翔平投手(28=エンゼルス)は9回に同点のホームを踏むなど、4打数2安打2得点で09年以来3大会ぶりの決勝進出に貢献した。

「3番DH」でスタメン出場。1点を追う9回先頭では右中間への二塁打で出塁。ヘルメットを飛ばして激走すると、二塁ベース上でも感情をむき出しにし、両手を何度も突き上げてナインを鼓舞。歓喜のサヨナラ勝ちにつなげた。

 

試合後のインタビューの内容は以下の通り

-決勝進出

本当に簡単に勝てないのは分かっていましたけど、まさか、こんなゲームになるとは思っていなかった。宗(村上)がキツかったと思うのですけど、最後の最後にいいバッティングをみせてくれた。最高の形で明日を迎えられるのではないか。

-9回裏は初球を狙った

四球でもいいと思って、甘いコースだけ打ちたいと思っていた。必ず塁に出るというのは自分自身では決めていましたけど、セカンドまで行けたのがすごく大きかったと思う。

-チームが強くなる勝利

キャッチャーも3人全員が出て、ピッチャーも苦しい中、相手のバッティングも素晴らしかった。本当につないで、つないで。最後にああいう形にできて、いい明日が迎えられるのではないかなと思う。

-村上にはどんな言葉を

本当に苦しかったと思うのですけど、人一倍バットを振っていました。吉田さんもそうですけど。必ず打ってくれると、僕が塁に出れば、必ず最後に1点を取れると思い、そういうつもりでいった。

-決勝米国戦へ向けて

本当に最高の舞台で、最高の相手だと思う。楽しい気持ちをもって明日を迎えたい。緊張すると思うのですけど、必ず勝つんだという強い気持ちを持って、全員で頑張りたい。

-明日はリリーフ登板も

そうですね。源田さんもそうですけど、みんな目いっぱい。シーズンも始まっていないですけど、身を粉にして、チームのために頑張ってくれている。最後、全力で準備したいです。まずはそういう展開にしっかり持ち込むのが大事。1打席目からそういう気持ちをもって頑張りたい。

-日本は祝日。野球をする子へメッセージ

本当に何回かチーム全体として折れかけていたのですけど、最後まで諦めない気持ちで、つないで、つないでああいう形になった。本当にみんな素晴らしかった。