今月14日(日本時間15日)に日本人初のIWGP USヘビー級王者に輝いた新日本プロレスの棚橋弘至(44)が、9月4日の埼玉大会(メットライフドーム)での初防衛戦の相手に、病気欠場中の飯伏幸太(39)を指名し、対戦が決定した。
米ロサンゼルスで行われた大会で、ランス・アーチャーにハイフライフロー3連発で勝利。その後新日本の公式ユーチューブで「お互いリスクがあって、かけるモノが大きくて。復帰戦は俺とやれ。それぐらいの荒治療、荒療法が今のお前には必要だと思うから」とメッセージを届けた。
棚橋は、誤嚥(ごえん)性肺炎で7月10日から欠場していた飯伏に代わり、25日の東京ドーム大会で、鷹木とのIWGP世界ヘビー級選手権試合に出場した。悔しい思いが続いているであろう飯伏の気持ちを理解し「お前がIWGP(世界ヘビー級)を目指すのは、もちろんわかってる。けど“寄り道”してっても悪くはないと思う」と、自らのベルトをかけた戦いの相手に指名し、復活のチャンスを与えた。
これに対し、飯伏は「“寄り道”って何ですか? 僕の今の一番の近道、それは棚橋さん、あなたと闘うこと。だから、僕も100%で、全力で闘わせてもらいます」と受けて立つ覚悟を見せた。
とはいえ、初めて奪ったベルトを復帰戦の飯伏に簡単に渡すわけにはいかない。現在5月下旬から「100日ダイエット計画」を実行中。9月の埼玉大会、その後のG1クライマックスを見据え、筋肉量は変えずに、体脂肪だけを落としながら、理想の体に近づきつつある。
これまでもリングに登場時は肉体美を見せるポーズをとり、観客を沸かせていた。昨年はコロナ禍で大会が中止となったこともあり、減量後にリバウンドして“ぽっちゃり体形”になることもあった。「体の仕上がりとリング上のパフォーマンスは比例する」と考える棚橋。“完成形”の体を作り上げ、9月4日、飯伏を迎え撃つ。【松熊洋介】(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「リングにかける」)


