新しいタイプの総合格闘技イベント「巌流島」が2月28日、東京のディファ有明で開催された。

 キックボクシングやプロレス、相撲、柔道、空手など従来の格闘技に、アメリカンフットボールやブラジルのカポエイラ、中国の散打などあらゆるジャンルの選手が集結。直径8メートルの土俵状リングで、8人がトーナメントで戦い優勝を争った。

 第2試合では、大相撲の元十両星風が、アメフットのオービックシーガルズに所属する和久憲三に場外押し出し3度の1本のルールで快勝。その勢いで、決勝まで進んだ。

 優勝は、オランダのキックボクシング選手、ブライアン・ドゥウエス。決勝で星風にパウンドからパンチの連打で快勝した。星風は「もっと打撃を鍛えないと勝てない。でもこのルールは面白い。また出て、優勝したい」と話した。ドゥウエスは「とにかく非常に疲れた。決勝は相手も強く、やりたいことがやらせてもらえなかった。1回目としては、面白い試合がたくさんあったんじゃないか」と話していた。