プロボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者河野公平(34=ワタナベ)が7日、都内のジムで練習を公開し、シンガー・ソングライターみなみらんぼう(70)の長女芽衣さん(35)と今年3月に結婚していたことを明かした。知人の紹介で知り合い、13年初夏に交際を開始。前年に2度目の世界王座奪取を果たした3月26日に、婚姻届を提出した。

 結婚後最初の防衛戦で発表すると決めていたという河野は「明るく、気が利く人。一緒にいていやされます」とデレデレ。16日(日本時間17日)に米シカゴで行われる元世界3階級王者亀田興毅(28)とのV2戦に向け、ヨガのインストラクターを務める新妻からストレッチのアドバイスも受けているという。「いろんなプレッシャーはあるが、嫁に勝利をプレゼントしたい」と力を込めた。芽衣さんは現地にも応援に駆けつけ、試合後には結婚式の計画もあるという。

 ボクシングの仕上がりも万全だ。初の海外での試合を意識し、早めのペースで調整を続けてきた。「自分の中でベストバウトと呼ばれる試合にしたい。KOで勝つ」。10日にシカゴ入りする。【奥山将志】