もう冷や冷やさせません。プロボクサー辰吉寿以輝(19=大阪帝拳)が、完封勝利を宣言した。

 今日19日のプロ第3戦(エディオンアリーナ大阪第2競技場)を前に18日、大阪市内で前日計量に臨んだ。契約ウエートの54・4キロを400グラム下回ってパス。2勝1敗の脇田洸一(25=クラトキ)とのノンタイトル4回戦へ「ディフェンスを意識してやってきた。(お客さんは)冷や冷やしなくなっちゃうかもしれない。圧勝です」と強気だ。4、7月の試合はともに2回KO勝ちも、ちょっぴり甘いディフェンスで相手の反撃も受けた。会場は熱狂したが、母るみさんをいつも涙ぐませる展開。自慢のパンチ力でどつきあいを制したが、課題も残った。「次は逆転勝ちはない。倒して勝つ。ワンパンチではなくて(左ジャブから)しっかり組み立てる」。3戦連続KOでデビューイヤーを締めくくる。