全日本に参戦したメキシコの名レスラー、リスマルクさんが16日(日本時間17日)、メキシコシティーで心臓発作により亡くなった。66歳だった。

 リスマルクさんはNWAのウエルター、ミドル、ライトヘビー級の3階級を制覇するなど80年代を代表するスター選手。82、84年にはメキシコの年間最高人気選手にも選ばれた。84年1月に全日本版のタイガーマスク候補として期待され、初来日。新春恒例のバトルロイヤルで優勝するなど活躍した。正式な引退はしておらず、晩年は心臓の手術などを受けていた。(デーブ・レイブル通信員)