GHCヘビー級王者中嶋勝彦(29)が、挑戦者の潮崎豪を破り4度目の防衛を果たした。

 04年デビュー同士の戦いは、中嶋のキックと潮崎の逆水平チョップのはてしない応酬など互いの意地をかけた激闘となった。中嶋は、極真空手草加道場で特訓した胴回し蹴りで試合の流れを変え、最後は、バーティカル・スパイク(垂直落下式ブレーンバスター)を潮崎にお見舞いし勝負を決めた。

 試合後、中嶋は「潮崎とは、最初は団体も違うが同じ年にデビューして、気づけば同じリングに立って盛り上げようとしている。不思議な、何らかの縁を感じる。その潮崎の気持ちが伝わってきた。これからのノアはオレたちの世代がつくっていく。お客さんが求めるものに応えるのはオレしかいない」と宣言。王者として団体を背負う決意を強調した。