18日、さいたまスーパーアリーナで行われた「K-1 WGP 2017」の、第2代スーパー・ウエルター級王座決定トーナメントで優勝したチンギス・アラゾフ(24=ベラルーシ)が19日、都内で会見し、「呼んでもらえれば、いつでも来日する」と早期の防衛戦をリクエストした。

 ジョーダン・ピケオー(26=オランダ)との準決勝で右目を痛め、この日はサングラス姿で現れたアラゾフ。「今回のトーナメントはハイレベルで、強い選手ばかりだった」とする一方、「K-1のチャンピオンベルトを取るのが夢で、それに向けてトレーニングしてきた。だから勝てた」とチームとしての準備の成功を勝因に挙げた。

 そして、世界で注目する選手の1人として、K-1同級前王者のマラット・グレゴリアン(26=アルメニア)の名を挙げた。防衛戦を実施せず、王座返上扱いとなったグレゴリアンとの1戦が実現すれば、まさにスーパー・タイトルマッチ。ファンに大きな期待を抱かせた。