WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)がついに陥落した。挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回TKOで敗れ、初黒星を喫した。

 勝てば80年に樹立した具志堅用高氏に37年ぶりに並ぶ、日本記録の13度目の防衛だった。

 具志堅用高氏は「あと一つだから、ぜひ勝ってほしかった。山中選手は素晴らしい人間性があり、いつもいい試合をしてきた。プレッシャーや硬さはなかったと思う。この次の判断は本人次第。まずはゆっくり休んでほしい」と話した。