第2代フェザー級王座決定トーナメントは、村越優汰(23)が優勝。武尊が返上した王座を獲得した。

 村越は決勝で西京春馬(20)と対戦したが、両足を痛めた西京が、1回51秒にドクターストップとなり、村越のTKO勝利が決まった。

 「K-1のベルトを巻くのが夢でこの舞台に来た」という村越。リング上では「泣くつもりはなかったが、自然と涙が出た」。それでも、今後の夢も披露。「上の階級の武尊選手とやりたい」と、防衛戦の前に2階級制覇の構想を話した。

 村越は1回戦、エリアス・マムーディ(フランス)とダウンの応酬の末、延長で2-1の判定勝ち。準決勝も延長にもつれ込んだが、ジョージ・バレラ(23=スペイン)に3-0で判定勝ちした。「最後は気持ち。体はボロボロだったが、決勝も延長でも良かった」と、試合後の会見では、精神力の強さをアピールしていた。