期待のK-1ファイター近藤魁成(大阪府立西成高2年)が、29日、東京・新宿FACEで開幕する「ガスワンプレゼンツK-1甲子園2018」の65キロに2年連続で出場する。

 3月の「K-1 WGP ケーズフェスタ1」でのプロデビュー戦をKO勝利で飾った若手成長株。次世代スター候補として、まずは史上初のK-1甲子園V2を狙う。

 8人きょうだいの三男として生まれた近藤魁。父親が大阪市内で営む空手道場で技を磨く。兄2人も格闘家で長男大成は館長代行を務め、次男拳成は2016K-1甲子園の65キロ王者でもある。高校2年で優勝した兄をしのぐ1年生で戴冠の近藤魁。「まだK-1甲子園を連覇した選手はいない。だから自分が誰も成し遂げていないことを達成したい」と、今年も出場を決めた。

 前回の優勝者として他の選手にマークされ、対策も立てられることも織り込み済み。「周りに対策されても問題ないように自分のレベルを上げたい。去年を超えるKOを見せたい」と自信をのぞかせる。目標はK-1甲子園3連覇。「今はK-1甲子園=平本蓮選手だと思うが、僕が3連覇を達成して、K-1甲子園=近藤魁成にしたい」と、スターの看板奪取に意欲を見せている。