元UFCヘビー級王者ジュニオール・ドス・サントス(34=ブラジル)が1年2カ月ぶりの再起戦を判定勝利で飾った。メインイベントの5分5回で、ブラゴイ・イワノフ(31=ブルガリア)とフルラウンドを戦い抜き、3-0の判定で白星をもぎ取った。
UFCデビュー戦にしてメインイベント登場となったイワノフに対し、元王者の動きは冷静そのもの。ジャブやハイキックで徐々にケージ際に追い込んだ。その的確な打撃で相手の目の周辺は腫れ、動きも鈍くなった。5回を戦い抜いたものの、試合内容は圧勝だった。
昨年5月のUFC211大会で、当時のヘビー級王者スティペ・ミオシッチ(米国)に挑戦し、TKO負けして以来のオクタゴンだった。また同年8月の薬物検査で禁止薬物の陽性反応が出た影響で、この再起戦までの道のりは決して短くなかった。
ドス・サントスは「試合中ずっと、1年前のことを考えていた。閉じ込められて、その1年後にこうしてまた勝者になれた。イワノフはキャリアで1度しか負けたことのないタフな相手だったし、世界最高峰のUFCで戦うにふさわしい人だと思っている。戻ってこられて本当にうれしい」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
ミオシッチがライトヘビー級王者ダニエル・コーミエ(米国)に敗れたばかり。史上2人目のUFC2階級同時制覇王者コーミエは、元UFCヘビー級王者で、現WWEユニバーサル王者ブロック・レスナー(米国)との防衛戦に向けて動いている。すぐにドス・サントスが王座挑戦できる可能性は高くない。
しかし、ドス・サントスは「次に何が来るかは分からないけど、ミオシッチとの再戦なら喜んで受けて立つ」とキッパリ。まずは前王者との再戦を希望した。

