WWE最高権力者、ビンス・マクマホン会長(73)が急きょ次期王座挑戦者を変更する強権を発動した。

10日のPPV大会ファストレーン(米クリーブランド)で組まれたWWEへビー級王座戦の公開調印式が開催。王者ダニエル・ブライアンと挑戦者コフィ・キングストンが出席した。ユニット「ニューデイ」の一員としてパンケーキ、トロンボーンを持ってお祭り騒ぎで入場したキングストンは「11年だ! ついにWWE王座戦までたどり着いたぞ。オレはブライアンを倒す」と意気込んだ直後に“強権”が発動された。

会場から「コフィ」コールが巻き起こり、キングストンが契約書にサインをしようとすると、突然、マイクを持って同会長がステージに姿をみせた。キングストンの功績を認めつつも「もっとふさわしいヤツがいる」と言って同会長がケビン・オーエンズを紹介。キングストンの王座挑戦権を剥奪してしまった。代わりに契約書にサインしたオーエンズはキングストンとのタッグ戦を提案。メインイベントでブライアン、ローワン組と対戦し、スタナーを決めたオーエンズがブライアンから3カウントを奪って実力を証明してみせた。