藤波辰爾(65)が主宰するドラディションは28日、都内で会見し、4月21日に大阪南港・ATCホール(Cホール)で開催する大阪大会(14時開始)に、6月に引退する長州力が参戦すると発表した。

メインの6人タッグで、藤波、ヒロ斎藤、関本大介組と、長州、越中詩郎、坂口征夫組が対戦する。6月26日の後楽園大会で引退する長州にとって、最後の大阪での試合となる。藤波は「ボクも、東京の引退試合には出場することになっているので、大阪と、東京と残り2戦に、向かい合って対戦してみたい。これまでの思いを込めて戦っていきたい」と話した。また、4月26日の後楽園大会(19時開始)には、藤波の師匠であるアントニオ猪木氏が来場することも発表された。藤波は「今まではボクの40周年記念大会とか来場してもらったが、通常の最後のあいさつの雄たけびだけじゃなく、リング上で猪木さんをみなさんと共有したい。88年8月8日、横浜文化体育館での60分引き分け。そのときの猪木さんの思いを聞けたら。ボクは今でも猪木さんの前に出ると、一ファンになっちゃうから。一時期の金曜8時のような雰囲気をつくっていきたい」と思いを語った。