4冠女王の林下詩美(20)が、SWA世界王座戦で長身の難敵レベル・ケルを下し、2度目の防衛に成功した。

兄とおいが応援に訪れる中、序盤は180センチ超のケル相手に苦戦したが、コーナーから相手の背に飛びのるなど奮闘。最後は持ち前のパワーを生かし、相手の体を持ち上げて投げるトーチャーラック・ボムで、勝利した。林下は「でかすぎて大変だったけど、巨人をかつぎ上げて勝つことができた。(4月5日の)ニューヨーク大会へのいい弾みになった」とさらに自信を深めた。

5冠への道も開けた。メインで白いベルト、ワンダー・オブ・スターダムのV12を達成した渡辺桃が、次の防衛の相手に林下を指名。リングに呼ばれた林下は「5冠になるチャンスが到来です。いつでもどこでもやりますよ」とその場で快諾した。