IBF世界ウエルター級5位小原佳太(32=三迫)の世界再挑戦権獲得はならなかった。同級4位クドラティーリョ・アブドカクロフ(25=ウズベキスタン)と対戦。110-118、111-117、113-115の0-3で判定負けした。

小原は「後半にかけて、ロッキーのようなガッツが出せなかったのも敗因だと思いますが、全体的に見てコントロールされ、世界の壁は厚かったです」と、SNSを通じてコメントした。

小原にとって、米国では15年11月に引き分けたIBFスーパーライト級挑戦者決定戦以来の試合。16年9月にはモスクワでIBFスーパーライト級で世界挑戦も2回TKO負け。階級を上げて海外初勝利で世界再挑戦の権利を狙ったが、アマ経験豊富でプロ15戦全勝の相手の壁を打ち破れなかった。

現王者エロール・スペンスJr.(29=米国)は、16日に4階級王者マイキー・ガルシア(31=同)に判定でV3に成功している。