DDTプロレスは14日、東京・神田明神で会見を行い、大鵬3世、納谷幸男(24)のリアルジャパンプロレスからの完全移籍を発表した。

昭和の大横綱、大鵬の孫で、元関脇貴闘力を父に持つ納谷は、13年3月に初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰するリアルジャパンに入門。17年9月14日にプロレスデビューを果たしていた。しかし、年間4試合ほどと開催試合の少ないリアルジャパンから飛躍を求めて4月に移籍を決意。2月17日の両国大会に参戦したDDTを移籍先に選び、佐山に相談の上、両団体で話し合い移籍が決まった。

納谷は「自分としては、試合をもっとしたいというのが根本にあって、前回出場させていただいたDDTを選んだ。一番初めに佐山さんに相談し『お前が決めたのなら』と言っていただいた。どんな試合にでも挑戦していきたい」と話した。DDTの高木三四郎社長は「両国で初めて試合を見て、堂々としていてリング映えするなと感じた。リアルジャパンが大事に育ててきた選手なので、DDTでもちゃんと受け継いで、大事に育てていきたい」と期待を寄せた。

納谷のデビュー戦は、6月2日の愛媛・松山大会で、納谷は8人タッグで谷津嘉章、高木三四郎、ライジングHAYATOと組んで、藤波辰爾、竹下幸之介、彰人、勝俣瞬馬組と対戦する。