ボクシングWBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が、米プロモート大手トップランク社から大きなラブコールを送られた。

26日(日本時間27日)に米メディアが報じたもので、同社のボブ・アラムCEOは、井上のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝後に契約できることを期待しているという。

5階級制覇王者のWBAスーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)とのWBSS決勝について、同CEOは「井上はドネアとの試合に勝つと思う、あんなすごいパンチの選手を過去に見たことがない。井上は本物で特別だ」と絶賛。その上で「井上は私たちのプロモートで戦いたいと思います」とラブコールを送った。

トップランク社は前WBA世界ミドル級王者村田諒太、前WBO世界スーパーフェザー級王者伊藤雅雪ら中量級の日本人ボクサーと契約を結んできたが、軽量級となれば異例。今月21日には井上自らもオファーが届いていることを明かし「軽量級としては破格。めちゃめちゃ良い条件です」と契約に前向き。

バンタム級ではWBO王者テテ(南アフリカ)、前WBAスーパー王者バーネット(英国)も契約傘下にある同社と契約すれば、WBSS決勝後も強豪との対決が実現しそうだ。