新日本プロレスの人気レスラー、元IWGPヘビー級王者の小島聡(49)が26日、10月に県内で開催される2大会、「NEW JAPAN ROAD~がんばろう!UONUMA2019~」(10月5日・魚沼市堀之内体育館)と「Road to POWAR STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019~」(10月19日・胎内市総合体育館)のPRのため新潟市を訪れた。

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「新潟のファンは熱い。盛り上げてくれる」。小島は県内開催を楽しみにしている。胎内大会のカードはまだ未定だが、魚沼大会は第1試合で辻陽太(25)と対戦。元IWGP王者がいきなりオープニングファイトを飾る。「勢いのある若手が多い。そういう選手と対戦してプロレスの面白さをお客さんに見せたい」と重責を担う。

夫人の出身地でもある新潟には思い入れがある。25日には魚沼市内の新日本のオフィシャル水田「勝利乃田」で稲刈りを初体験した。24日には広神東小で課外授業を行った。夢をテーマに講演し、児童、教員と腕相撲をして沸かせた。「子どもたちが喜んでくれてうれしかった」と直接触れ合ってアピールした。

デビューして28年。IWGPシングル、タッグの両タイトル獲得など頂点を極めた。同時に昨年1月に左ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂し、復帰まで8カ月を擁するなど、苦しさも味わった。「プロレスはいろいろな人に元気を与えられると思う。1度見たら面白いと思っていただける試合をしますよ」。ベテランらしく、意味深い言葉でPRした。