RIZIN対ベラトール対抗の大将戦で、朝倉未来(27)が、ジョン・マカパ(33=ブラジル)を破り、世界レベルの実力を証明した。

強打の圧力でプレッシャーをかけてくるマカパに、朝倉未は慎重に対応。相手のパンチにパンチを合わせるカウンターで、的確に左のストレートを顔面に打ち込んだ。立ち技では攻めきれないと見た相手が、タックルを仕掛けてきても、強靱(きょうじん)な体幹で、倒れない。1、2回と緊迫の展開が続き迎えた3回。朝倉未のパンチがマカパの顔面を捉えだし、優位のままゴングが鳴った。

判定は3-0。対抗戦では2-3とベラトールに敗れたもののRIZINの大将としての責任を果たし、この1年を無敗で締めくくった。「結構、いいの(パンチ)を入れたと思ったけど、頑丈でしたね、相手が。でも、全勝でこれたんで良かった」と笑顔で話していた。