ボクシング元5階級制覇王者ノニト・ドネア(37=フィリピン)が、12月に米国で王座返り咲きに挑戦する。

米王手ピロモーターのPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)と中継局ショータイムが22日、年内に開催する9つのイベントを発表した。8月1日から、いずれも米コネティカット州アンキャスビルで無観客開催される。

ドネアは12月12日の最後のイベントに登場し、WBC世界バンタム級王者ノルディ・ウバーリ(33=フランス)に挑戦する。昨年11月のWBAスーパー&IBF世界同級王座統一戦で井上尚弥(27=大橋)に判定負け以来の試合となる。セミファイナルで井上の弟拓真(24=大橋)から王座を奪ったのがウバーリ。その初防衛戦で、WBC1位として王座奪回を狙う。

井上尚弥はWBO王者ジョンリル・カシメロ(31=フィリピン)と、3団体王座統一戦を予定している。これに勝てば、次はWBC奪取で4団体完全統一が標的となる。ウバーリが相手なら拓真の敵討ち、ドネアなら激闘再現で連破がかかることになる。