3日のK-1福岡大会で、クルーザー級王座を獲得したK-Jee(29)が一夜明けた4日、福岡市内で会見に臨んだ。

王者シナ・カリミアン(32=イラン)を1回1分54秒、KOで仕留めた新王者は、Krush同級王座に続くベルト奪取。「カリミアン選手に勝ったというだけで、これからそういう実感や王者になった責任とか出てくるのかなと思います。技術的な反省はあるけど、やってやったぜという気持ちはあります。1つステージが上がったと思うし、このステージをどう駆け上がっていこうかっていうプランを練っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

熊本出身で、地元・九州の大会でメインを締めたことを受け「責任を感じながら心の準備をしたのは今回が初めてで、すごく疲れました。いい経験になりました」と振り返った。重量級では日本人が活躍するのは難しいとされる中での王座獲得。「今は外国人も全然呼べないですし。いま、こういう形ができてるだけで、これから外国人選手をいっぱい呼んで、レベルの高いクルーザー級、K-1になってくるんじゃないかと思う」と気を引き締めた。

新体制となってから福岡初上陸となったK-1。今後の定期開催に向け、新王者K-Jeeの存在感も重要な要素となる。九州のイメージをけん引している人物について「博多華丸・大吉さんですかね? モロに名前に地名が入ってますし。自分とは走ってるレールが違いますけど、格闘技をこっちで広めていく活動は先輩方のように頑張っていきたいです」と意気込んでいた。