人気キックボクサーで、REBELS-BLACK女子46キロ級王者のぱんちゃん璃奈(りな、26)が右拳の負傷を明かし、年末のRIZIN初出撃は回復の状況次第となった。

8日のREBELS67大会で初メインを務め、元ミネルヴァ・ピン級王者MARI(25)を判定で下し、デビュー9連勝を飾った。一夜明けた9日、都内で会見したぱんちゃんは「今回、しっかりと差をつけてダウンを取ったら、年末のRIZINをアピールしたいと思っていたのですが、ちょっと判定で終わり、2ラウンド目に拳を痛めてしまった。その拳次第ですね。もしかしたら時間がかかるかもしれないので、1回病院に行ってみて。年内に試合ができるか、来年になるかという感じです」と報告した。

次戦の時期は拳の回復次第となるが、対戦相手は他団体の現役王者との対決を熱望した。ミネルヴァの元ピン級王者を下したことで「自分がどの位置にいるかを示すことができた。トップ選手に勝てると思っています。REBELSはミネルヴァとつながりがあるので、現王者とやっても勝てると思います」とキッパリ。ミネルヴァのピン級王者Ayaka(19)やアトム級王者百花(27)の名前を挙げ「勝つ自信はあります」と目を輝かせた。REBELSの宮田充プロデューサーは「ミネルヴァさんとは友好的な関係を築かせていただいている。絶対やるとは言えませんが、そこは動きます」と交渉に入る意向を示した。

昨夜の試合直後、ダウン奪取を逃した悔しさから謝罪の言葉を口にしていたぱんちゃんだが、あらためて映像をチェックし、成長ぶりは確認できたという。「ダウンを奪えなくて悔しくて落ち込んでいたのですが、自分で映像を見た限りはいい動きができていた。今までの9戦の中でもフェイントを使えて、無駄な攻撃がなかった。相手の攻撃をしっかり見られていたし、そこは良かったかな」と自ら及第点。家族や友人、スポンサーなど周囲から成長ぶりを評価されたこともあり、区切りのプロ10戦目に向けて自信を深めていた。