ボクシングのWBOアジア・パシフック・フェザー級タイトルマッチ12回戦(日刊スポーツ新聞社後援)は28日、東京・後楽園ホールで開催される。メインカードは同級王者森武蔵(21=薬師寺)に同級6位溜田剛士(27=大橋)が挑戦する。3度目の防衛戦となる森はリミットより100グラム少ない57・0キロ、初タイトル挑戦となる溜田はリミットの57・1キロでそれぞれクリアした。

強打が魅力となる溜田は昨年11月以来のリング。1年ぶりの試合がタイトル戦となり「本当に(大橋)会長に感謝しかない。タイトル戦なので勝たないと意味がない。KOでも判定でも何でもいいので勝ちます」と強い意気込みを示した。

佐久間トレーナーの厳しい指導を受け、強打に磨きをかけてきた。「佐久間さんからは1回からいけと言われている。パンチを当てられるイメージは持っています」と自信をのぞかせた。

同門で同じ年齢でもある3階級制覇王者で現WBA・IBF世界バンタム級王者井上尚弥による初ラスベガス戦の快勝劇にも触発されているという。溜田は「やっぱりスゴかったですね。同じ年齢ですし、刺激はもらいます。負けていられない。頑張ろうと思います」と決意を新たにした。