日本ボクシングコミッション(JBC)が管轄する東日本開催の興行の前日計量と新型コロナウイルスのPCR検査が2月から東京・大田区の牧田総合病院で実施される。

29日にはJBCと日本プロボクシング協会の関係者が同病院を視察。2月9日から開業するという完成間近のA、B棟に分かれる大型の新施設で、選手たちが検査と計量に臨むA棟1階の多目的スペースを確認した。最大で200人まで収容を広げられる会場となる。

昨年7月からJBC事務所で前日計量とともにPCR検査が行われていた。しかし陽性と判定されても医療機関ではないために、保健所への連絡や陽性判定後の対応などに手間取っていった。

前日計量と合わせ、同事務所で対応を継続することに限界に達していたこともあり、医療機関に依頼することで迅速な対応が可能となる。JBC安河内剛事務局長は「コロナ禍で医療機関に負担をかけたくないが、手を差し伸べていただけた。我々も安心してお任せできる」と信頼を寄せた。

2月11日に東京・後楽園ホールで開催される日本フェザー級タイトルマッチのPCR検査と前日計量から牧田総合病院で行われる。